マレーシア国別研修「LEP 2.0中間管理職のための指導教育」にて講師をつとめてきました
マレーシア政府は、1981年策定の「ルック・イースト政策(LEP)」でマレーシアの経済発展のためには日本における労働倫理や経営能力などを学ぶ必要があるとして、特に行政官の人材育成に関して日本からの協力を強く要望していました。2013年、日本・アセアン・サミットにおいて「LEP2.0研修プログラム」が合意され、ルック・イースト政策はより強化されることになり、本研修は2017年からも継続されることになりました。
本研修は、参加中間管理職が、日本の企業・行政機関における組織運営の実際や、人材育成の手法等を理解することにより、所属組織及び自身の業務遂行能力の向上を目指すことを目的としています。また、日本が直面している防災や環境対策、及びIoT活用の取り組みについても理解を深める目的もあります。
マレーシアから来日した中央省庁の管理職者たちは約1ヵ月日本に滞在して、様々な企業や行政機関を訪問し、研修を受講します。
今回私は公務員倫理や組織マネジメントの研修だけでなく、彼らが作成するアクションプランの作成と講評も担当するため、4日間におよび講師をつとめました。日本で学んだことをマレーシアの職場環境と考えあわせて、実効性のあるアクションプランを作成してもらうことができました。