人事院第243回行政研修(課長補佐級)で公務員倫理科目の研修を行ってきました
人事院の行う行政研修は、他省庁、さらには行政を超えた幅広い視野に立って、行政や行政官としての在り方を身につけるために行われています。
今回の研修では、政策を進めるときに正しいと主張されることが複数ある場合に、どのような視点で妥当性をもつ判断をしていくのか、ということを中心にお話しさせていただきました。
人事院の研修は他の専門的な内容の研修と異なり、行政官の全人教育をめざしてカリキュラムが作られています。
従来、公務員倫理の科目は利害関係者との違法な付き合いをしてはいけないというような法令遵守型の講義が中心でした。
私の講義では、悪いことをさせない公務員倫理は当然のこととして、よりよいことを行う公務員マインドを涵養するような講義を心掛けています。